アクセスいただきありがとうございます。
ものづくりの工程の最初から最後まで責任を持ち、使い手であるお客様に直接手渡す、
そのような仕事がしたく職人の道へ進みました。
中でも鍛冶を志した理由は赤く色付いた鉄への好奇心や憧れの記憶、子供の頃肥後守などの刃物で遊んだ思い出、そして小学校の国語教科書で巡り合った「天下一の鎌」という物語の影響もあります。
実用に供される刃物を作っています。
使いやすく切れ味の確かな刃物であれば、鋼がなくなるまで研がれ使い続けられるでしょう。気に入って使い込まれ、やがてすべてが研ぎ減って最後には形も銘も残らない、そんな道具であれば嬉しく思います。
使い手の要望に応えることを第一に、
道具としての理想を追求し、鉄という素材の性能・持ち味を活かす、
これらを常に意識しながら、日々取り組んでおります。
手作業による工程が多くを占め、生産数量が非常に少ない小さな鍛冶屋ですので
時期や受注状況により納品までに長くお時間を頂く場合がございますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
布川 滋
ぬのかわしげる
埼玉県所沢市出身
工学部工業意匠学科卒業後自動車会社の開発部門で数年勤務のち、
秋田県五城目町の鍛冶師、鉦正刃物の故小玉正太郎氏に入門
平成13年鉦正刃物工場を間借りする形にて独立
平成14年五城目町上樋口へ移転